ヒキコモリ読書録

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本とか映画とか、感じたこと。

【レビュー】『アンドロメダの猫』(朱川湊人/双葉社)

こんばんは。ふしぎちゃんこにゃべです。

 

※ネタばれ注意。

 

ただ小説を読むだけではつまらないなあー

ということで、

タイトルに猫がついている小説を読破するシリーズ

を始めました。

 

理由は単純、猫が好きだから

 

・・・

 

ということで、

タイトルに猫がついている小説を読破するシリーズ

(略して猫小説読破シリーズ)

記念すべき第一回目、

今日はアンドロメダの猫』(朱川湊人/双葉社

を読みました。

 

今回、朱川湊人さんの本初めて読ませていただきました。

 

まず読み始めて感じたことは、

文章が頭に入ってきやすい

私本は好きなのですが、

恥ずかしながら、お勉強が得意ではなく、

作家さんによっては、

文章がまるで頭に入ってこない時が結構あるのですが、

朱川湊人さんの文章は私みたいな人でも抵抗なく気持ちよく読めました。

 

読み終わって感じたことは、

主人公はあこがれていたアンドロメダ銀河こそ見れなかったけれど、

アンドロメダ銀河と同じくらい大切に思うことができる人を

見つけることができたことだけが救いなのかなあ。

 

だからか、

あまりいい結末ではなかった割には

読後の後味の悪さは全くなかった!

 

 

最後に少し掘り下げると、

ここでいう猫っていうのがなんなのか、

考えてみました。

アンドロメダを見ること=主人公の一番の願い

アンドロメダの猫=大切な人?の比喩的な表現??

 

猫は、古代エジプトでは幸福の女神としてあがめられていたし、

また、逆に破壊力の象徴としても恐れられている存在だったそうだ。

 

そういう意味でも、

猫=主人公の恋人のジュラ、すなわち幸福と破壊力をもたらす存在

 

そんなふうにとらえてみると、

確かに主人公はジュラとの生活は幸福だったけど、

そのジュラが主人公の人生を壊したともいえる。。

 

すごい矛盾な構造。。

 

自分にとって、

たとえその選択が破滅をもたらすとしても、

踏み込んでみたいことって、

何なんだろう。

 

こればかりはいくら考えてもわからないことかも。

 

よくあるよね、いくら考えても仕方のないこと。

電車の中のあの女の人、私の事ずっと見てたけど誰なんだろうとか、

今すごく失礼なこと言ったかも、あーどう思ったかなこの人。。

嫌われたらどうしよう、

なんでこの人こんなにむかつくんだろう、

とかね。

 

すみません。話がそれてしまいましたが、

結論:面白かったから、他の作品も読んでみようっと。

 

 

以上、ありがとうございました。

 

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