ヒキコモリ読書録

ヒキコモリ読書録

本とか映画とか、感じたこと。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(ネタバレ注意)

ついに観てしまった。

 

ミサトさん、加持さん、マリ、アスカ、レイ、カヲル君、トウジ、ケンケン、

みんな最高に人間だったよ…。

 

ハッピーエンドで終わったが、何故だかモヤモヤするのは、

エヴァ特有のものなのだろうか。

まあ確かに細かいところでいろいろと謎は残るけれど、

結果的にハッピーエンドだからよしとするか~。

 

大人になった同級生、ミサトさんの本当の想い、シンジ君の成長、加持さんのカッコよさ、ゲンドウの気づき、アスカの秘密、マリとゲンドウの関係性などなど…。

 

今回明らかになったことはたくさんあったけれど、

どれも人間味があっていいなあと思った。

 

また機会があればみたいと思う。

 

ちなみに劇場で私はアスカのブロマイド的なのを貰った。

かわいいからしばらく家に飾ろうかな。

日日是好日

この映画の予告編を見た時、「あー、よくある礼儀作法とか日本古来の伝統とかを身につけるまでに一喜一憂する主人公の物語なのかなぁ」と正直思っていた。

 

でも、見てみたら全然違くて、とても心がざわついた。この映画をはやく観なかった自分を蹴り飛ばしてやりたいくらいだ。

 

私も武道、道とつくものをそれなりに真剣にやっていた学生時代がある。

 

だから、日本の伝統の上下関係や礼儀作法などの堅苦しさ(と言っていいのか…)はわかるつもりだ。

 

でも、主人公が師事している茶道の武田先生は、凛としていながらどこか柔らかい雰囲気のおばあちゃん。

 

素人の質問にも嫌な顔せず、正直に答える。

わからないことはわからないけれど、そこを考えてみるのも面白いねえ、みたいな、そういう柔らかなニュアンスである。

 

型にハマっただけの人物ではなく、それはそれとして受け止める、そういう姿勢のある、大人の女性だ。私もこんな女性に憧れる。

 

主人公の典子は、暗くて地味で不器用だけどとても真面目。はっきりいって、自分と重なった。

 

たぶん、この映画を観てぐっときた人は、主人公に自分を重ねた人だと思う。

 

典子のいとこの美智子は典子とは正反対の性格だ。思ったことははっきり言うし、明るいし自分に正直。素直になんでも言っちゃうけど、不思議と周りはそれを受け入れちゃう。

しかも器用で他人の半歩先を歩く。そんな人だ。クラスメイトだったら間違いなく人気者のタイプだ。

 

お茶を習ううちにだんだんと気づきを得ていく典子。

 

でも、不器用だから、色々なことに気付くのも人より少し遅い。

 

私も武道をやっていた頃、同じようなことが何度もあった。

 

はたしてお茶を続けていく先に見えたものとは何だったのだろうか。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

 

気になる方はみてみてくださいね。

f:id:ms_floater:20210126234723j:image

 

【レビュー】『灰色猫のフィルム』(天埜裕文/集英社)

こんにちは。ふしぎちゃんこにゃべです。

 

今回は猫の本ということで、

『灰色猫のフィルム』(天埜裕文を読みました。

 

あらすじ

主人公の僕は、母親を殺し逃走している。

逃亡生活の中で、あるホームレスに出会い、

数日前から使われなくなったテントを紹介してもらい、

そこで生活することになる。

そのホームレスは猫を飼っていたが、

その猫はある日殺されてしまう…。

 

あらすじはこんな感じ。

それでは3つほど気になる点を。

 

 

考察

第一の点としては、読んでて胸が苦しくなる作品でした。

なんだか今の自分に主人公を重ねてしまって。

「僕」がしてきたように、自分の存在意義とは何なのだろうかと、

無意味な質問を重ねてしまう。

 

哲学的な問いが好きな方には、

とても喜ばれる作品だと思う。

 

※ここからはネタバレ注意

 

 

 

次に、

主人公「僕」が母親を殺した理由は書かれていないが、

おそらく、子供のころに父親が失踪したことが事の発端だ。

 

当たり前のように存在していた父親が失踪したことで、

「幼いころに観た映画のように、

今見ている世界が実は夢だったのだ、

というようなことが現実にも起こっているかもしれない」、

と考えたのだと文章からもわかる。

 

自分を生んだ母親を殺すことで、

自分のいる世界が現実であるとの証拠が欲しかったのだろうか?

 

そうだとしたら、

残念ながら読者にはそれが現実に起こったこととして描かれているのか、

判断するすべはない。

 

なぜなら最後の最後、

主人公の世界は急に、

現実なのかそれとも主人公の見ている夢なのか

わからなくなってくる。

 

それが「僕」が気がおかしくなったのか、

もうすでに「僕」が死んでいるから、

あとは空想の物語ということなのか、わからない。

 

そして三つ目、

文章全体を通して、この「僕」にはあまり感情が無いように思われること。

 

ホームレス(さっきとは別の)の男が、死んだ女を一緒に捨ててくれと

頼んできたときも、

猫が死んでその飼い主のホームレスに襲われた時も、

母親を殺した時も、

状況を説明しているだけで、

なんの感情も描かれていなかった。

 

猫って、感情が非常にわかりにくい生き物だと思う。

だからこそ、題名に猫をつけたのだろうか。

 

それとも幼いころに観た映画の中に出てくる、

自由に空をとびまわる猫に自分を重ねているという意味でつけたのだろうか。

 

主人公のぐちゃぐちゃな内面をそのまま表現しているのがすごい。

読んだこちらもぐちゃぐちゃとした感想しかできないではないか。

 

とにもかくにも、

なんだか、もやもやとする話だったな。

 

 

ううーん。

 

【料理初心者必見!】ネットのレシピをまとめる方法!

こんにちは。

 

読書ブログなのに

料理の話??と思ってるかもですが、

どうしてもメモしておきたくて

書こうと思います。

 

(今後もちょいちょい載せるかも…)

 

最近料理することが増えまして、

でもレシピを見ないと作れないので、

その都度調べて、ブックマークして…

 

っていうことを繰り返していたのですが、

このやり方だと、

 

過去に調べたレシピを見返す作業が苦痛でして。。。

 

なので、

ネットのレシピをまとめられるアプリってないかなー

調べたら、

 

これが結構あるんですね。

 

今回は私が今使っている、

「レシパル」というアプリをご紹介します。

 

※念の為書いておきますが、

「レシパル」の回し者ではございません!!

 

1.「レシパル」とは

冒頭述べた通り、

ネット上のレシピをまとめておけるアプリです。

 

COOKPADや、クラシルなどのレシピを

レシパルに登録するだけで、

レシパルからいつでも

レシピにアクセスできちゃいます!

 

2.レシパルおすすめポイント3つ

レシパルのおすすめポイントは以下の通り。

  1. 一度検索したレシピをまとめられる。
  2. レシピを見ている間、画面がOFFにならない。
  3. 操作が簡単

1.一度検索したレシピをまとめておける

繰り返し作りたいときに便利です。

 

2.レシピを見ながら作るときに、画面がOFFにならない!

皆さんも経験ありませんか?

料理中、手がぬれたりしているのに、

スマホの画面がOFFになっちゃって、

また起動したりすること。。。

レシパルなら、そういうストレスがありません。

 

3.操作が簡単!

レシピをネットで見つけて、

レシパルに保存するまでの操作が非常に簡単です。

 

①まず保存するレシピを決め、ブックマークとかの横の

赤くマークしたところを押す。

f:id:ms_floater:20200225201337j:image

 

②レシパルを押す。

f:id:ms_floater:20200225201341j:image

 

 

③「Post」を押す。 

f:id:ms_floater:20200225201350j:image

 

以上!!

 

とっても簡単なので、

レシピを覚えられないという方には

おススメです!!!

 

 

以上、ありがとうございました。

 

 

 

【レビュー】『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』(武田友紀/飛鳥新社)

こんにちは。

ふしぎちゃんこにゃべです。

 

今回も、HSP(敏感な人)の本をご紹介。

 

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』(武田友紀/飛鳥新社)

 

今回は日本の方が書いた本ですね。

そのぶん、より日本人の社会生活に合わせて作られた本という印象を受けました。

 

↓ 過去の記事はこちら。

 

hikikcomori-books.hateblo.jp

 

 目次

 

 

はじめに HSPとは

・敏感で生きづらい

・気を使いすぎて疲れやすい、

・人といるのが疲れると感じてしまう自分に嫌気がさす。。

 

そんな方は、

敏感な人、HSP(Highly Sensitive Person)

かもしれませんね。

 

私もHSPなのですが、

この自覚がないまま25年ほど生きてきました。

むしろ、自分は鈍感なほうだと思ってさえいました。

 

特に、あれ、、おかしいな、

周りの人と会うのが苦しくてしかたない、、

と思い始めたのは、社会に出て働き始めてから、と記憶しています。

 

多分、学生時代とは打って変わって、

仕事は責任が自分にのしかかるので、

より神経が過敏になっていたのでしょう。

 

この本は、そんな、敏感すぎて疲れる人の為の本です。

 

 

良かったポイント3つ

読んでよかったと思えたポイントは以下3つ。

  1. わかりやすくイラストがついている。
  2. 多くの繊細さんが気づいてないことが書かれている。
  3. 五感別に刺激から守る方法が書かれている。

1.わかりやすくイラストがついている。

本を読むのが苦手な方でも、
イラストがついてるので大体感覚的に読み取れます。
可愛いイラストなので、
絵入りの本が好きな方におススメです。
 

2.多くの繊細さんが気づいてないことが書かれている。

ここでは明言しませんが、(本をお読みください)
私も思わず、
「なるほど~、、。そういうことだったのか、、、!」
と思ってしまったことが書かれています。
 
これを読むことで、
今までのもやもやがスッキリしましたよ。

 

3.五感別に刺激から守る方法が書かれている。

著者の武田友紀さんによりますと、

個人差がありますが、

繊細さんの五感は非・繊細さんよりも敏感なんだそうです。

 

どの感覚が主に敏感なのかは個人によって異なるため、

五感別の対策が書かれているというわけです。

 

例えば私の場合、

聴覚・味覚・嗅覚が敏感なので、

そこを重点的に守ることが大切なのだとわかりました。

 

 まとめ

前回の『敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント』(イルセ・サン)では、

HSPの特性、身の守り方をかかれていて、

今回の『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』(武田友紀)は、

より日本人向けにかみ砕いて書かれている本だと思います。

 

なので、より日本人向けに書かれたHSPの本を読みたい方は、

今回ご紹介させていただいた、

気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』が

断然おススメです!

 

以上、ありがとうございました。

 

↓ ランキングに参加しています。

↓ ぽちっとしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 PVアクセスランキング にほんブログ村

【レビュー】『アンドロメダの猫』(朱川湊人/双葉社)

こんばんは。ふしぎちゃんこにゃべです。

 

※ネタばれ注意。

 

ただ小説を読むだけではつまらないなあー

ということで、

タイトルに猫がついている小説を読破するシリーズ

を始めました。

 

理由は単純、猫が好きだから

 

・・・

 

ということで、

タイトルに猫がついている小説を読破するシリーズ

(略して猫小説読破シリーズ)

記念すべき第一回目、

今日はアンドロメダの猫』(朱川湊人/双葉社

を読みました。

 

今回、朱川湊人さんの本初めて読ませていただきました。

 

まず読み始めて感じたことは、

文章が頭に入ってきやすい

私本は好きなのですが、

恥ずかしながら、お勉強が得意ではなく、

作家さんによっては、

文章がまるで頭に入ってこない時が結構あるのですが、

朱川湊人さんの文章は私みたいな人でも抵抗なく気持ちよく読めました。

 

読み終わって感じたことは、

主人公はあこがれていたアンドロメダ銀河こそ見れなかったけれど、

アンドロメダ銀河と同じくらい大切に思うことができる人を

見つけることができたことだけが救いなのかなあ。

 

だからか、

あまりいい結末ではなかった割には

読後の後味の悪さは全くなかった!

 

 

最後に少し掘り下げると、

ここでいう猫っていうのがなんなのか、

考えてみました。

アンドロメダを見ること=主人公の一番の願い

アンドロメダの猫=大切な人?の比喩的な表現??

 

猫は、古代エジプトでは幸福の女神としてあがめられていたし、

また、逆に破壊力の象徴としても恐れられている存在だったそうだ。

 

そういう意味でも、

猫=主人公の恋人のジュラ、すなわち幸福と破壊力をもたらす存在

 

そんなふうにとらえてみると、

確かに主人公はジュラとの生活は幸福だったけど、

そのジュラが主人公の人生を壊したともいえる。。

 

すごい矛盾な構造。。

 

自分にとって、

たとえその選択が破滅をもたらすとしても、

踏み込んでみたいことって、

何なんだろう。

 

こればかりはいくら考えてもわからないことかも。

 

よくあるよね、いくら考えても仕方のないこと。

電車の中のあの女の人、私の事ずっと見てたけど誰なんだろうとか、

今すごく失礼なこと言ったかも、あーどう思ったかなこの人。。

嫌われたらどうしよう、

なんでこの人こんなにむかつくんだろう、

とかね。

 

すみません。話がそれてしまいましたが、

結論:面白かったから、他の作品も読んでみようっと。

 

 

以上、ありがとうございました。

 

↓ ランキングに参加しています♪

にほんブログ村 本ブログへ

↓ こちらもポチっと
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

 

 

【レビュー】『敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント』(イルセ・サン)

こんにちは。ふしぎちゃんこにゃべです。

 

はじめに

・敏感で生きづらい、

・気を使いすぎて疲れやすい、

・人といるのが疲れると感じてしまう自分に嫌気がさす。。

 

そんな方は「敏感な人、HSP(Highly Sensitive Person)」かもしれませんね。

 

 

かくいう私も、HSP

自分がHSPだなんて気づかなかったのですが、

(そもそもHSPという言葉すら知りませんでした…)

適応障害と診断された後、

「なぜ、こんなに生きづらいのか!」

とほとほと自分に嫌気がさし、その原因を調べていくうちに、

HSP」という単語にたどり着きました。

 

調べてみると書籍もたくさんあります。

 

この記事では、

『敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント』

(イルセ・サン/株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン

から紹介します。

 

目次

 

良かったポイント3つ

読んでよかったと思えたポイントは以下3つ。

  1. 内向的な人と敏感な人の特徴がわかりやすく説明されている
  2. 自分を守るヒントが書いてある
  3. 実行可能なアドバイスをくれる

1.内向的な人と敏感な人の特徴が分かりやすく説明されている

外交的な人との対比を踏まえて内向的な人や敏感な人の特徴を説明しているので、

自分や自分の周りの人に置き換えて考えることができ、理解がしやすいです。

 

一重に外交的な人、内向的な人と分けられるものではありませんが、

著者のイルセ・サンさんは、

自分とは異なるタイプの人の特徴を知ることで、この世界にこんな多様な考え方や生き方があるとも気づかされますし、そして何より、他の人が自分と別の反応を示すのは、相手や自分に問題があるからではないということもわかるはずです。(『敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント』イルセ・サン、p29)

と、述べています。

 

私は内向的で敏感なタイプで、

人と関わるととても疲れます。

 

それは、

「こんなこと言ったら相手は傷つくだろうな」

とか、

「こんなことしたら怒られてしまう」

といったような、自分の勝手な思い込みが原因だと思います。

 

この自分の考え方のクセを知ることができたことでとてもラクになりました。

 

2.自分を守るヒントが書いてある

外交的なことがいいこと、と思い込んでいた私は、

外交的な性格になるために有効なアドバイスが書いてあるものと思っていました。

しかし、

この本には内向的な人を批判する言葉が一つもなく、

外交的な部分を伸ばす、といった無理なアドバイスもないのです。

 

内向的で敏感な人が、自分を無理に曲げることなく、周囲の人々に失礼のない範囲でできることが書いてあるのです。

 

3.実行可能なアドバイスをくれる

例えば、「社交の場に参加するときは前もって準備する」というアドバイス

一見、話す内容とかをメモしておくとか?などと考えましたが、

著者の意図は「できるだけスムーズに早く帰るための準備」だそう。

事前にその後用事があることを主催者に伝えたりすることで早く帰る口実が作れる。

 

なるほど、人間関係を壊さず、何より自分を守るために準備することが大事なのですね。

 

自分を受け入れたうえで、どのように行動すれば、

生きづらさを回避して生きていけるかが具体的に書いてあります。

 

 

まとめ

『敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント』は、

もしかしてHSPかも…?と思ったらまず読んでほしい本です。

 

自分が生きづらかった理由、

周りの人の反応が気になる理由、

これからどのように行動していけばよいか、

全部、この本で分かります。

 

以上、今日は生きづらい、人間関係に疲れる、、

といった私の体験から選んだ一冊でした!

 

 

 

↓ ランキングに参加しています♪

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

↓ こちらもポチっとお願いします♪

PVアクセスランキング にほんブログ村